ブログ

BLOG

「高音が聞こえない」、の説明とピアノ

お客様のお宅にて

「健康診断で高音が悪いと言われたけど、補聴器で高音を足してるの?」

「高音が悪いってどういう事?」

と聞かれ、目の前にピアノがあったので、実践することに。

まずは補聴器を着けて、鍵盤をたたいてもらう。ドレミファソラシド・・・♪と一番右の高い音まで鳴らしてもらう。補聴器を着けているから、特に問題なし。

今度は補聴器を外して鍵盤へ。

ドレミファソラ・・・・♪と鳴らして行った所でお客様に質問する。「鍵盤の右端の方を叩いたら、どんな音がしますか?さっきみたいに「キン」とか「チン」とかしますか?

「いや、聞こえん。「カンッ」とか「ゴツッ」て聞こえる。」

その「カンッ」という音は、鍵盤そのものの木の音です。高音が聞き取れなくなる、というのはそういう事です。周りの人には「キン」と聞こえています。もちろん鍵盤を叩く「カンッ」という木の音も聞こえますが、「キン」の音の方が強いいので、ほとんど聞こえません。

これには同席していたご家族もびっくりのご様子で、「ほんとに?」「ああ、ここから先がゴツッゴツッって聞こえる」と鍵盤を前に、真剣にやりとり。

お客様もご家族も、驚きつつもご理解いただいた様で、「こんなに悪かったんだねー」とお客様に優しくなったようでした。

健聴者には、高音だけが悪い、という意味がなかなか伝わりにくいので、家の中の高音を出して聞いてもらったら、家族の理解も深まるかもしれません。

熊本店 小坂

 

 

 

あなたにオススメの記事

  • 夏のセール夏のセール こんにちは。紫陽花がきれいな季節となりましたね。 今年はいつものとは違ったテイストの紫陽花をよく目にします。 色も形も、個体によって違っていて、毎年の楽しみがより広 […]
  • 補聴器の日補聴器の日 こんにちは。 そろそろ梅雨入りしそうな時期になってきましたが、毎年梅雨が明けると一気に暑くなるので、 雨が続く涼しい気温も意外とそこまで嫌ではありません。 本 […]
  • 春一番春一番 こんにちは 黒崎店です。   2月は、まだまだ寒いですが暦の上では春がやってきます。 2月4日頃(立春)から3月21日(春分)までの間に、その年に初め […]
  • 十四の心十四の心 「聴」と言う漢字の成り立ちを見てみると、 「耳」「十」「四」「心」という字から出来ていることがわかります。 一説によると「聴く」ということは、『十四の心を持って聞 […]

コメントを残す

3代目社長の気ままに更新ブログ