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2025年4月5日
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補聴器ランキング






補聴器を考える時、どんな補聴器があるんだろう?どの補聴器が人気なんだろう?と気になる方は多いと思います。
今回は、そんな方のために【人気の補聴器ランキング】のお話をいたします。





目次
補聴器を人気でランキング分けすることは難しい
どの補聴器が人気かを決めることはできないが、どの種類の補聴器がよく売れているかは分かる
2023年、出荷台数が最も多い補聴器とは?
2023年、出荷台数が2番目に多い補聴器は?
その他の種類はどうか?
おまけ 補聴器出荷台数の推移
まとめ





補聴器を人気でランキング分けするのは難しい





そもそも論になってしまいますが、補聴器を人気でランキング分けするのは非常に困難です。
なぜなら
① 一般向けに補聴器の出荷台数を個別で開示しているメーカーは無い
② 人気で買う製品ではない
③ 全体でみると、結局お求めやすいものが多く売られている

からです。


世界で一番購入されている補聴器はこれです!と明確に言える根拠があればまだ良いのですが、そんな情報はどこにもありません。
また、全体的に見れば 多くの販売店が扱っている補聴器、かつ お求めやすい補聴器 が多く買われているのは当たり前なんです。
ですが、それを人気商品だ!と購入基準にしてしまうと落とし穴に落ちてしまいます。それは【聞こえ】【使い勝手】【耳の形】【要望】などが人によって大きく違うからです
考えてみれば当然で、例えば車を買う時だって、家族構成だったり近場用か旅行用になのか、荷物は詰めたほうが良いのかスポーツカーみたいなのが良いのか、身長の高い低いで乗り心地も変わるなど、人それぞれ様々ですよね。
補聴器もそうで、『雑音がしないってネットのコメントで書いてあったのに、自分が付けてみるととても煩く感じる』など、人の意見が当てはまらない。ですから、簡単に人気とかお薦めとか言えない。

この様に、補聴器はランキング分けするのがとても難しいのが実情です。

では、全くそのような情報が無いかというとそうではありません。
以下でご説明します。





どの補聴器が人気かは分からないが
どの種類の補聴器がよく売れているかはわかる





補聴器メーカーはさまざまあり、どの補聴器がよく売れているかの明確なデータはありません。
しかし、どの種類の補聴器がよく売れているかが分かるデータはあるんですね。

車で例えると『どの車が一番売れているかは分からないけど、国内ではセダンが一番売れています。』みたいな感じです。
その根拠となるのが【一般社団法人 補聴器工業会】が毎年公開している、補聴器の年別国内出荷台数のデータです。

一般社団法人 補聴器工業会は、国内で補聴器を販売している主要補聴器メーカー11社が加盟しており、1990年から毎年補聴器の国内出荷台数を公開しています。
こちらのデータを見ることで、現在どの種類の補聴器がよく出荷されているか(売れているか)知ることができます。


それでは、どの種類の補聴器がよく売れているのか早速見ていきましょう。(最新情報は2023年版)


2023年、出荷台数が最も多い補聴器とは?





補聴器工業会が公開している国内出荷台数データによると、2023年にもっとも多く出荷されている補聴器は耳かけ型補聴器です。





耳かけ型補聴器(左は外耳道レシーバータイプ、右側はBTEタイプ)




2023年に出荷された補聴器は全部で652,141台。
その内、397,895台が耳かけ型です。
全体の約61%が耳かけ型補聴器となり、現在国内で最も売れている種類の補聴器と言っても問題ないでしょう。






耳かけ型補聴器がよく売れているのは、以下のような理由が考察されます。
1:見えにくい
2:充電タイプが多い
3:Bluetooth付でスマートフォンとダイレクトストリーミング可能なものも多い
4:軽度難聴の方も違和感が出にくく慣れやすい
5:補聴器店で試聴できる補聴器は耳かけ型が多いため、試聴して良かった補聴器をそのまま注文する





他にあるかもしれませんが、普段補聴器販売に携わっている私がパッと思いつくのはこの辺りでしょうか。
耳かけ型は耳にかける補聴器のため、眼鏡やマスクに干渉してしまう、というデメリットがあります。
そのためコロナ禍では少し嫌煙されがちでしたが、コロナが落ち着きマスクの制限が減った今では【見えにくい】【充電】【スマートフォンと直接通信で電話などが聞きやすい】など、これらのメリットを重視されて、最近選ばれる方が増えているように思います。






補聴器の種類については、こちらでも簡単に解説しています。





補聴器メーカー[オーティコン] 耳かけ型補聴器【インテント】




2023年、2番目に出荷台数が多い補聴器とは?





では、2番目に多い補聴器は何でしょうか?
それは耳穴型補聴器で、2023年の出荷台数は244,004台となり、全体の約37%を占めています。
耳穴型は、一人ひとりの耳の形に合わせて製作するオーダーメイド耳の形に関係ない既製品の2つがあり、
オーダーメイドの出荷台数は199,059台、既製耳穴型は44,945台と、オーダーメイドの方がよく売れていることが分かります。
これは、既製耳穴型を取り扱っているメーカーが少ないことが要因だと思いますが、耳穴型補聴器の購入を検討されている方は、専門スタッフの話をよく聞いて自分に合っている方を選びましょう。





オーダーメイド耳穴型補聴器(左はCICタイプ、右はITEタイプ)




耳穴型補聴器には以下のメリットがあります。
① 耳にかけないので、眼鏡やマスクの邪魔にならない
② オーダーメイドの耳穴型は耳の方にピタッと収まるので落ちにくい
③ 髪の毛から垂れる汗の影響も少ないので、運動される方にも便利
④ 本当に小さい形状のものは外から殆ど見えない





これらのメリットの中で、特筆すべきは眼鏡やマスクの邪魔にならない、だと思います。
マスクはつけるつけないを選べますが、眼鏡は人によってはかけない選択肢がありません。
もちろん、眼鏡やマスクをした上で補聴器をつけて全く問題ないと言われる方も多くいらっしゃいますが
もし少しでも不安を覚えるようでしたら耳穴型は良い選択肢となるかもしれません。






その他の種類はどうか?





現在、補聴器は耳かけ型と耳穴型の大きく2種類に分かれており、2つのシェアを足すと約98%になります。
つまり、単純に考えると100人中98人は耳あな型か耳穴型どちらかを選ばれているということですね。
どんな補聴器が良いかな?と考えられている方は、耳かけ型か耳穴型を選ばれれば間違い無いと思います。

では、残りの2%はどんな補聴器なのでしょうか?
それは、ポケット型と眼鏡型と呼ばれる補聴器になります。
2023年のそれぞれの出荷台数は以下の通りで、とても少ないです。
ポケット型:2023年出荷台数 9,997台
眼鏡型  :2023年出荷台数 245台





理由は、極一部のメーカーしか取り扱っていないことと、この補聴器じゃないと合わないという人がとても少ないからです。
ただ、ポケット型は障害者総合支援法による補装具費補助の対象となっており、聴覚による身体障害者手帳をお持ちの方は、耳鼻科医師の診断結果によってはポケット型補聴器を購入することがあるかもしれません。





ポケット型補聴器




眼鏡型補聴器




おまけ 補聴器出荷台数の推移





おまけの内容になりますが、補聴器の出荷台数の推移がこちらです。
1990年から10年毎に記載しています。
※耳穴型はオーダーメイド耳穴型のことです。

◎1990年
耳かけ型:151,501台 ポケット型:76,485台 眼鏡型:4,225台 耳穴型:40,391台 既製耳穴型:28,576台

◎2000年
耳かけ型:156,935台 ポケット型:56,940台 眼鏡型:1,630台 耳穴型:180,161台 既製耳穴型:18,070台

◎2010年
耳かけ型:234,993台 ポケット型:41,329台 眼鏡型:669台 耳穴型:190,588台 既製耳穴型:13,282台

◎2020年
耳かけ型:375,435台 ポケット型:15,861台 眼鏡型:319台 耳穴型:148,788台 既製耳穴型:22,854台

◎2023年
耳かけ型:397,895台 ポケット型:9,997台 眼鏡型:245台 耳穴型:199,059台 既製耳穴型:44,945台





時代に合わせて補聴器も進歩し、台数のシェが大きく変化していますね。
特に、耳かけ型の伸びは大きくなっています。これは上の解説でも書いていますが【見えにくい】【音漏れしにくくなった】【違和感が少ない】【充電】【スマートフォンと接続可能】が大きな要因になっていると私は思っています。
既製耳穴型の台数が伸びてきたのは、ワイヤレスイヤホンが最近特に身近になったことと関係があるのでしょうか。
今後の補聴器の発展がとても楽しみですね。





まとめ





補聴器工業会の公開データでは、耳かけ型補聴器のシェアが約61%、耳穴型補聴器のシェアが約37%となり、よく売れているのは耳かけ型だと分かります。
耳かけ型補聴器は、Bluetoothが標準搭載されているものも増えてきており、スマートフォンとの親和性も良く、今後もシェアを伸ばしていくことが予想されています。

【最後に大事なこと】
ここまで記事を書いてきましたが、人によって補聴器の使い勝手や優先すべきものは変わります。
聞こえや耳の形状で、他の人が良いと言っている補聴器が使いにくい可能性もあります。
補聴器選びに失敗しても意見をしていた人は責任を取ってくれません。
大事なのは、周りの声やレビューに流されず、ご自身で専門家の意見に耳を傾け試聴をし、納得して決められることだと思います。





岩永補聴器グループは、九州北部に9店舗を展開している補聴器専門店です。
創業70年以上の歴史を持ち、補聴器の専門資格である認定補聴器技能者が多数在籍
補聴器のご相談からご購入後のアフターケア、訪問サービスまで幅広いサービスを提供しています。
補聴器については勿論ですが、聞こえの心配事のご相談などもお気軽にご相談ください。






oticon Intent



2025年3月7日
その他

突発性難聴におすすめの補聴器


突発性難聴とは?

突発性難聴とは、突然耳の聞こえが悪くなる疾患のことをいいます。
左右どちらかの片耳に症状が出ることが多いですが、稀に両耳症状が出ることもあります。
可能な限り早く耳鼻科で治療を受ける(遅くとも一週間以内)ことで回復するケースもある為、もし症状を自覚したら直ぐに耳鼻科で診察を受けるようにしましょう。

突発性難聴が思うように回復しなかったら

もし突発性難聴になって治療を受けても聴力が元のように回復しなかった場合、聞き返しが増えたり、聞こえにくい方から話された時に言葉が分かりにくかったりと日常生活に影響が出ることがあります。
そのような時は、補聴器が役に立つかもしれません。先ずは『突発性難聴になった耳に補聴器の効果があるか』を確認するようにしましょう。
これは
① 耳鼻科で補聴器が役に立つか調べてもらう
② 補聴器専門店で補聴器の試聴・貸出を受ける
ことで分かります。

『補聴器の効果が無い』という結論になったら
残念ながら補聴器の効果が望めない、という結論になった方。
諦めてはいけません!
片耳が聞こえにくい一側性難聴者向けに『クロス補聴システム』という聞こえの補助器があります。
突発性難聴は片耳の聞こえが低下することが多いので、このクロス補聴システムが有効に働く場合が多いのです。

突発性難聴におすすめの補聴器

『突発性難聴になった耳に補聴器の効果が見込めたら』

♦オーティコン補聴器 【Intent】インテント

脳から聞こえを考え補聴器開発を行っている補聴器メーカー オーティコンの最新補聴器です。
AI機能DNNや4Dセンサーを搭載し、その人が聞きたいと思っている言葉や音を聞きやすいようサポートしてくれます。
この補聴器をおすすめする一番の理由は【周囲の環境音や突発音を抑える機能が強い】からです。
突発性難聴になった耳は、周囲のざわざわや突発音がとても気になりやすくなることが多いです。
そのため、この補聴器の環境音や突発音を抑える機能が効果的に働きやすいのです。

メーカー商品ページ:オーティコン補聴器

『突発性難聴になった耳に補聴器の効果が無かったら』

♦ワイデックス株式会社 【WIDEX CROS】ワイデックスクロス

補聴器メーカー ワイデックス株式会社が販売しているクロス補聴システム。
ワイヤレスのクロス補聴システムを販売しているメーカーは最近こそ増えていますが、以前はとても少なかったです。
しかし、ワイデックス株式会社は早くにワイヤレスのクロス補聴システムを開発し世に送り出し、その分野では業界を牽引してきました。

このクロス補聴システムをおすすめする理由は【その特徴的な音量感がある音質】にあります。
小さな言葉もしっかり拾ってくれて、音量感もあるので聞こえている実感が強いのです。
これは、特にうるさくない環境で行う会議や集会に非常に役に立ちます。
普段の生活では困らないけど、仕事で聞こえない側から話しかけられた時に非常に困っている、という方にはぴったりのクロス補聴システムだと思います。

メーカー商品ページ:ワイデックス株式会社

♦オーティコン補聴器【オーティコン CROS/CROS PX】

オーティコン補聴器が販売しているクロス補聴システム。
ワイデックスの音量感がある音質に対し、オーティコン補聴器は優しい』と評される自然な音質が特徴】です。
同じ難聴と言っても、聞こえ方や聞こえの環境は様々。
音量感が欲しい方もいれば、なるべく周囲の音が入らない静かな聞こえを求められる方もいらっしゃいます。
オーティコン補聴器のクロス補聴システムは、どちらかというと静かな音を好まれる方にとってもおすすめな1台になります。
充電式もあり、音量の調整もしやすいので使い勝手が良いのも嬉しいですね。

メーカー商品ページ:オーティコン補聴器

試聴・体験は無料
今回ご紹介した補聴器、及びクロス補聴システムは岩永補聴器グループ全店で体験可能です。

突発性難聴は治療で回復し聴力も戻るのが一番です。
しかし、回復してもどうしても聴力が戻らず日常生活に支障をきたすようでしたら、ぜひ一度補聴器・及びクロス補聴システムの使用検討をおすすめします。
毎日をより健やかに楽しく暮らすために、私達にご相談ください。

岩永補聴器 佐賀本店:佐賀県佐賀市白山2丁目4-10
岩永補聴器 熊本店 :熊本県熊本市上通町3-33
長崎補聴器 長崎店 :長崎県長崎市中町2-16
長崎補聴器 佐世保店:長崎県佐世保市下京町3-7
長崎補聴器 諫早店 :長崎県諫早市東小路町14-1-103
小倉補聴器 小倉店 :福岡県北九州市小倉北区大門2丁目1-20
小倉補聴器 黒崎店 :福岡県北九州市八幡西区岡田町2-20
岩永補聴器 ヒアリングデザイン博多店福岡市博多区上川端町5-115
岩永補聴器 ヒアリングデザイン大橋店:福岡市南区大橋1丁目27-13 1F
2024年6月6日
オーティコン

世界初”じぶんセンサー”搭載 オーティコン インテント 登場!

インテントは世界初となる”じぶんセンサー”(4Dセンサー)を搭載した補聴器です。このセンサーは無意識にとる頭や体の動きと連動して、刻一刻と変化する環境や”聞きたい”ニーズに応じ、聞きたい音や逃したくない音をシームレスに届けるよう働きます。(世界初は2024年2月現在)
オーティコン インテントは、騒がしく聞き取りが難しい環境でも、必要な音をより聞き取りやすくなるようにして届けます。これは、補聴器があなたの聞きたいことを感知できるようになったためです。聞きたい音が明瞭に聞こえることで、もっと新しいことに挑みたくなり、毎日を活動的に楽しめます。

もっとも目立たないスタイルでありながら、1時間の充電で1日中の装用が可能です。また15分の急速充電で4時間の装用ができます*。*充電式補聴器の予想使用時間は、自動機能の設定、難聴度、ライフスタイル、ストリーミングの使用状況などによって異なります。

使いやすいシングルプッシュボタンを採用した、目立ちにくい充電式補聴器です。インテントは、360°からの聞こえを届け、さらにユーザーの”聞きたい”を感知するセンサーを搭載することで、これまで以上にユーザーの思いに応えることができるようになりました。オーティコン インテントには、高音質のストリーミングとハンズフリー通話をサポートする Bluetooth® テクノロジーも搭載されています。
カラーは、9色。新色のスカイブルーがイチオシカラー
2024年6月1日
ベルトーン

MEMSマイクロフォンの優れた音質 シリーン

『人工的な音質』をより自然な音質にするための高性能マイクロフォン(MEMSマイクロフォン)を採用した補聴器。
 ・3マイク方式を搭載
 ・CROS送信機がシリーンのみ対応
 ・ブルートゥースオーラキャストにもシリーンのみ対応
2024年4月22日
ワイデックス

ワイデックス SMARTRIC(スマートRIC) & 専用充電器

2024年1月6日
ワイデックス

補聴器落下防止アイテム【デフメタル】

Q:補聴器でお洒落は楽しめない?
A:いいえ、そんなことはありません!

補聴器も見せ方次第でお洒落アイテムに早変わり。
耳もとからキラリと見える素敵なデザインは、多くの人の心を惹きつけることでしょう。
耳もとに輝くイヤリングのようなものは『デフメタル』
補聴器につける落下防止用のアイテムです。

機能性とデザイン性を兼ね備えた『デフメタル』は、補聴器メーカー【ワイデックス】から発売され、多くのユーザーの心を掴んでいます。
種類は11種類と豊富にあり、好みや補聴器によってお選びいただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。
補聴器メーカー【ワイデックス】デフメタル
2023年6月23日
ベルトーン

言葉の明瞭度150%向上《Achieve》アチーブ

ベルトーン史上最高の会話聞き取り性能をもつ《Achieve》アチーブ。
改良型プラットフォームでメモリ処理の改善・AI機能を追加しました。高速かつ正確に会話と雑音を検知することで、補聴器ユーザーの多くが改善したい「騒音下での会話」が150%向上。※従来補聴器比較


自然な聞き心地の理由は、周囲の音環境を左右の補聴器が連動し合って広く認識。雑音をカットし、会話を高速で捉えるところにあります。食事中の会話や、後ろから突然の呼びかけも聞きやすく。
数時間の充電で乾燥も同時に終了。ライフスタイルを自由にします。
周囲の大切な人との会話、仕事、趣味、音楽…人生を思い切り楽しむための補聴器です。


2023年6月14日
オーティコン

日常生活のリアルな音の世界を体験【Oticon】リアル 

4月5日新たに発売されたオーティコン リアルは、あらゆる種類の音、その詳細、理想的な聞こえ方について認識できるよう学習を完了しています。そのため、音環境の急な変化にも即座に対応し、どのような場面でも、あなたらしくいられるよう、最適化された聞こえを届けます。