絶対聞こえないと困る日は、朝、電池を新品に替える。

「絶対聞こえないと困る日は、朝、電池を新品に替えます」

先日、私が衝撃を受けた言葉です。

各メーカーによって多少異なりますが、充電式と電池式それぞれの電池寿命(連続装用時間)は、充電式が約24時間、電池式が100~150時間となっています。

充電式は理論上、2日も持ちません。一晩充電を忘れたら、次の日の夕方には切れるかもしれません。電池寿命を考えたら「電池式の方が優秀だ」と、私は今まで思っていました。

ところが、電池式を長年お使いの方から冒頭の一言を言われ、考えが変わりました。

「絶対聞こえないと困る日は、朝、電池を新品に替える」

他の方からも「ドラマの良い所で電池が切れた」と言われたこともあります。だから一日中補聴器が切れてほしくない日は、新品にしないと不安になります。

当たり前のことですが、電池式は電池が切れたら交換するものです。使用して1週間後か10日後かに電池切れが起きます。これって「充電式は一晩充電を忘れたらその日に切れる」のと変わらないのでは?ということに気が付きました。

お客さまが電池に求める能力は「一日中、起きてる時間、実際には15時間、切れないで欲しい」という能力なのです。この条件であれば、電池式だと「そろそろ切れるかも?」となる為、むしろ充電式のほうが優秀なのです。

「絶対聞こえないと困る日は、朝、電池を新品に替える」というひと言を聞いて、充電式ならそんな事しなくてもいいんだ!と気づいた時は衝撃でした。自分の頭が充電式否定派に凝り固まっていたことに反省です。

\ この記事を書いたスタッフ /

岩永補聴器 熊本店 小坂