補聴器の使い方を間違えないように

この仕事を長くやっていますと、色々と想定外な事があったりします。まさか!と思う事が今までありました。

耳穴式の補聴器を両耳でご購入された方から3週間後に「ピーピーとうるさすぎる!」と電話があり、申し訳ありませんと急いで駆けつけました。

お会いしたら、明らかにピーピーとハウリングがしていている状態で、「ありえない、なんでこんなことに?」と慌てて、とりあえず補聴器を見せてくださいと言って見せて頂くと、さらにビックリ。

補聴器の左右を間違えて装着しておられました。耳穴式(カナルタイプ)なんですが、私がパッと見てわからないくらい、耳に上手くはまってたのです、左右逆にして。

これ、補聴器の関係者だったら分かってもらえると思うのですが、ありえないのです!例えるなら「手袋を左右逆に」程度ではなくて「シャツとズボンを逆に着るレベル」くらい、通常は装着できないはずなのです。

ちなみにその方はとても器用で、さらに耳(耳介)が、ものすごく柔らかい方だったので、無理やり補聴器を捻じ込める事ができていました。その後、目の前で、試しに左右逆にはめてもらって、「えぇ?!うそでしょ?」となりました。

この方のように、想定外の使い方をする方がまれにおられます。私たちも、お客様に正しく使用して頂けるように、説明やアフターをしっかりとやっていきます。

\ この記事を書いたスタッフ /

岩永補聴器 熊本店 小坂