補聴器をはじめるのに年齢は関係ない

たまにお客様に聞かれます。「私は補聴器つけたほうがいいのかね?」と。耳鼻科の先生から「もう補聴器をつけるしかないよ」と言われた後なのに、そう尋ねられます。

当店にご相談に来られている時点で、補聴器が必要な方がほとんどですから、大抵の場合「つけた方が良いです。使い始めるのは早い方が良いです」とお答えします。

話をよく聞くと、皆さまには「補聴器はなるべく使いたくない」という考えがあり、その理由も複数あるようです。意外と多いのが、「補聴器をつけたらお年寄りになった気がする」「補聴器なんて80歳を過ぎてから使う物だろう」「まだ補聴器を使うほどの歳じゃない」という、思い込みによる年齢の線引きです。「補聴器は〇〇歳になってから」というイメージが、皆さまの中にあるようです。

「私はまだ60代なのに、お医者さんから補聴器を勧められたのよ、こんなことあるの?!」と、怒って電話をしてきた親戚の話を聞いて理解できました。「そんなの別に、普通の事だよ」と答えると「え?そうなん?」と驚いていました。

聴力の低下には、色々な要因がありますから、世間一般的な加齢による難聴だけではありません。環境や病気など、様々な要因があります。そのため、年齢には一切関係なく、補聴器の必要性があります。

よくあるのが、病気などで昔から聴力が少し落ちていたけれど、40~50代くらいまではなんともなかった、50~60代になって聞こえにくく感じてきた、というケースです。昔の病気+加齢など色々な条件が重なると、50代くらいから補聴器を使う事はごく普通にあります。

聴力が低下して聞こえにくいのならば、何歳であろうが補聴器をつけるのは普通のことですので、安心してご相談ください。

\ この記事を書いたスタッフ /

岩永補聴器 熊本店 小坂