福岡市、及び近郊の補聴器購入助成金について解説

補聴器購入に対し独自に助成金制度を設けている自治体があります。
今回は、福岡市、大野城市、那珂川市、太宰府市、春日市、糸島市、糟屋郡（粕屋町、篠栗町、志免町、久山町、宇美町、新宮町）の補聴器助成金制度について解説します。

福岡市

2025年12月時点で、福岡市のホームページに補聴器購入に関する助成金制度は見つかりませんでした。

大野城市

概要

身体害者手帳の対象とならない軽度・中等度の難聴者に対して、円滑な社会生活の促進などを目的として、令和6年4月から「大野城市難聴者補聴器購入費助成事業」が開始されています。
注：購入前の申請が必要です。事前にお問い合わせください。
注：18歳以下の人については、他の制度の対象となる場合があります。

対象者

◎ 市内に住所を有する18歳以上の人
◎ 市民税が非課税の人
◎ 原則として、両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満で身体障碍者手帳の
　交付対象とならない方

給付までの流れ

１：大野城市の福祉サービス課まで相談
２：助成金交付申請書処方医師意見書を指定医師に記入してもらう
３：補聴器業者に購入予定の補聴器の見積書を作成してもらい、パンフレットも貰う
４：必要書類を市役所に提出
　　・助成金交付申請書処方医師意見書（指定医師記入）
　　・購入予定の補聴器の見積書（補聴器業者作成）
　　・購入する補聴器の仕様書（パンフレット）
５：市役所から発行された交付券受け取り
６：補聴器業者から補聴器購入し、同時に業者に交付券提出
　　補聴器価格から助成額を差し引いた額が自己負担になります

※詳しくは『大野城市公式ページ』を必ずご確認ください。

助成金額

原則として、下記基準額の3分の2が上限額となります。

補聴器の種類	基準額
軽度・中等度難聴用ポケット型	44,000円
軽度・中等度難聴用耳かけ型	46,400円
高度難聴用ポケット型	44,000円
高度難聴用耳かけ型	46,400円
重度難聴用ポケット型	59,000円
重度難聴用耳かけ型	71,200円

那珂川市

2025年12月時点で、那珂川市のホームページに補聴器購入に関する助成金制度は見つかりませんでした。

太宰府市

概要

障害者手帳の対象にならない難聴者にも補聴器購入の助成をしています

対象者

次のすべてに該当する人

◎ 市内に住所を有し18歳以上の人（18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある人は除く）
◎ 両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満で身体障害者手帳（聴覚障がい）の交付対象とならない人
◎ 住民税非課税世帯、または生活保護を受けている人

給付までの流れ

詳細は書かれていませんでした。先ずは太宰府市の福祉課障がい福祉係にご相談ください。

※詳しくは『太宰府市の公式ページ』を必ずご確認ください。

助成金額

補聴器を購入する費用（見積額）と補聴器の種類に応じて定めた1台あたりの基準額を比較して少ない額の3分の2（1円未満は切り上げ）の額を限度として助成します。

注意：助成は、原則として装用効果が高いと見込まれる片耳のみです。

補聴器の種類	基準額(1台当たり)	耐用年数
軽度・中等度難聴用ポケット型	44,000円	原則として5年
軽度・中等度難聴用耳かけ型	46,400円	原則として5年
高度難聴用ポケット型	44,000円	原則として5年
高度難聴用耳かけ型	46,400円	原則として5年
重度難聴用ポケット型	59,000円	原則として5年
重度難聴用耳かけ型	71,200円	原則として5年

春日市

2025年12月時点で、春日市のホームページに補聴器購入に関する助成金制度は見つかりませんでした。

糸島市

2025年12月時点で、糸島市のホームページに補聴器購入に関する助成金制度は見つかりませんでした。

粕屋町

概要

加齢による聴力低下により、他者とのコミュニケーションがとりにくい高齢者を対象に、補聴器購入費の一部を助成しています。

対象者

次のいずれにも該当する方

◎ 65歳以上で、加齢による聴力低下と診断された方
◎ 耳鼻科の医師が、難聴により補聴器の装用が必要であると認めている方
◎ 住民税非課税世帯に属する方
◎ 身体障害者手帳（聴覚障害）の交付対象とならない方
◎ 補装具費の支給対象とならない方
◎ 粕屋町難聴者補聴器購入助成金の交付を受けることができない方
◎ 過去に本事業による女性を受けていない方

給付までの流れ

１：粕屋町高齢者支援課シニア応援係に相談
２：指定医師に粕屋町（難聴者・高齢者）補聴器購入助成金医師意見書を記入してもらう
３：補聴器業者に購入予定の補聴器の見積書を作成してもらう
４：必要書類を粕屋町高齢者支援課シニア応援係に提出
　　・粕屋町加齢性難聴高齢者補聴器購入費助成事業申請書
　　・粕屋町（難聴者・高齢者）補聴器購入助成金医師意見書（指定医師記入）
　　・購入予定の補聴器の見積書（補聴器業者作成）
　　・申請者の属する世帯の全員分の住民税非課税証明書
　　　※粕屋町で課税されている方については省略可
５：助成金通知書の受け取り
６：補聴器業者から補聴器購入
７：助成金交付決定の日から１年以内に粕屋町高齢者支援課シニア応援係に次の書類
　　・粕屋町加齢性難聴高齢者補聴器購入費助成金交付請求書
　　・補聴器購入に係る領収書
８：申請者に助成金交付額確定通知を送付し、助成金を振り込み

※詳しくは『粕屋町補聴器購入費助成のご案内』を必ずご確認ください。

助成金額

補聴器1台の購入費用の2分の1（上限20,000円）
注：医療機器認定を取得している補聴器に限ります。
注：両耳分を購入する場合、片耳分のみ対象となります。

篠栗町

2025年12月時点で、篠栗町のホームページに補聴器購入に関する助成金制度は見つかりませんでした。

志免町

概要

高齢者の生活の質の維持と、社会参加を支援するため、身体障害者手帳の交付対象とはならない中等度の難聴高齢者に対し、補聴器の購入費用を助成しています。

対象者

次の要件のすべてに該当する人

◎ 町内に住所を有し、居住する満65歳以上
◎ 身体障害者手帳（聴覚障害）の交付対象とならない人
◎ 障害者総合支援法、その他の法令に基づく補聴器の支給対象とならない人
◎ 両耳の聴力レベルが40デシベル以上70デシベル未満（※）で、医師に補聴器が必要と認められた人
◎ この要綱による助成を受けたことがない人

※片耳が上記範囲内で片耳が70デシベルを超える場合も含む。（障害者手帳に該当する場合は対象外）詳しくはお問い合わせください。

給付までの流れ

１：福祉課窓口、又はインターネット上で必要用紙を取得
２：指定医師に医師意見書（様式第2号）を記入してもらう
３：補聴器業者に購入予定の補聴器の見積書を作成してもらう（片耳分の金額の明細も添付）
４：以下書類を準備し、福祉課窓口で提出
　　・助成金交付申請書（様式第1号）
・医師意見書（様式第2号）（申請前3カ月以内に作成されたもの・オージオグラムを添付）
・見積書と片耳1台の金額が分かる明細等
　【志免町で町民税課税情報が確認できない方】
　市町村県民税課税(非課税)証明書（最新年度分）も必要となります。
５：助成金通知書の受け取り
６：通知を受けた日から3カ月以内に見積書を取った補聴器を購入
７：補聴器購入後、すみやかに下記書類提出
　　・志免町高齢者補聴器購入費助成金請求書（様式第4号）
　　・補聴器購入に係る領収書と経費の内訳が分かる書類（領収書の宛名は交付決定者名であること）
　　・口座番号がわかるもの（交付決定者名義の通帳、キャッシュカード等）のコピー
８：請求後、町が審査の上、内容が適当と認めた時は、請求の翌月25日に申出口座に助成金を振り込み

※詳しくは『志免町公式ページ』を必ずご確認ください。

助成金額

対象経費の2分の1（※）（1,000円未満の端数切り捨て）

上限額
・生活保護世帯・市町村民税非課税世帯に属する者：30,000円
・市町村民税課税世帯に属する者：15,000円

（※）が上限額未満の時は対象経費の2分の1の額

対象経費
・左右いずれかの耳に装用する補聴器本体及び付属品の購入に係る費用